音声付教科書の概要
ペンでタッチすると読める音声付教科書(以下、音声付教科書)は、障害のある児童及び生徒のための教科用特定図書等の普及の促進等に関する法律(平成20年法律第81号)に基づき、読字障害等で読みが困難な児童生徒向けに提供を行っている音声教材です。
見えない2次元コードが印刷された教科書紙面を、2次元コードスキャナを内蔵した音声ペンでタッチするとその場所の内容を音声で聞くことができます。
音声付教科書の特徴
- みんなと同じ教科書が使えます
通常の教科書と見た目はほぼ同じで、通常の学級でも使いやすいです。 - 能動的な読書に自然に導かれます
音声ペンと教科書紙面をタッチして読むことで、意識は常に紙面に向きます。 - 視覚と聴覚が複合的に用いられます
「紙面を読む」と「対応する音声を聞く」という2つの動作を組み合わせて、正確な読書が可能になります。 - 自由にどこからでも読む事ができます
好きなページの好きな場所の音声をすぐに聞くことができます。 - 自分の教科書が作れます。
鉛筆や蛍光ペンでメモを書き込むことができます - 予習と復習が一人でできます
家庭での予習復習が一人でできます。 - 持ち運びがしやすい
本体冊子は通常の教科書と同様に携帯でき、音声ペンはペンケースに入る大きさです。 - 扱いが簡単です
ペンの操作は小学生でも簡単です。冊子は、破れや皺があっても読み取りにはあまり影響がありません。
提供中の教科書
本研究室で製作を行っている音声付教科書は以下の通りです。
東京書籍
- 小学校国語 1~6年
- 中学校国語 1~3年
- 小学社会 3~6年
資料